納豆や青汁と薬の飲み合わせ

心とからだのヘルスコーチ

薬をすすめない薬剤師の

奈美江です





こんばんは



薬と薬ならまだしも

「食べ物と合わない薬がある」

なんて!!





それも意外とあり

ここまでお伝えしてきましたが

今日はそのシリーズの

最終回です





C. 薬の作用が弱くなってしまう

☆納豆、パセリ(緑黄色野菜)

 青汁・クロレラとNGな薬

●抗凝固剤

ワーファリン



納豆, 緑黄色野菜,青汁,クロレラには

ビタミンKが含まれています
















このビタミンKって

他のビタミンと比べると

どういう働きをするのか

あまり知られてないですよね





ビタミンKは

体内で血液凝固

(出血した時に血液を

固めて止血する働き)と

骨の形成・骨を丈夫にする

働きがあります





いっぽうの

ワーファリンという薬は

血液をサラサラにする薬で





例えば

心房細動という不整脈がある方は

血栓(血の塊)が

できやすいため

その予防のためにのむ薬です





もうお解りですよね!

ビタミンKとワーファリンは

相反する作用を持っていて

お互いの作用を

弱めてしまうのです





ワーファリンといえば

忘れられないエピソードが

あるので

ここでちょっと

お話しします





ワーファリンを飲んでいる

高齢の女性が

なかなか薬の効果が出ず

血液検査の数値が悪くて





食べもの飲み物など

チェックしても

問題がなく

医師と原因を探しながら

頭を抱えていました





あるとき

何気ない会話で

「口が寂しいから好きな飴を

よく舐めている」

と言われたので

どんな飴が好きか尋ねたら





これよ!

と差し出されたのが

なんと

青汁飴!!

(飴というよりタブレットに近い)





「美味しいし、汁(液体)じゃない

から 飴だもん」と





1個くらいならまだしも

毎日結構な量の飴を

長い間食べていたそうです





ご家族も気付かなかった

ということで

即取り上げになりました





確かに「青汁とか飲んだらダメよ」

と医師も私もご家族も

言いました





まさか

「汁じゃなければよい」

という発想は無かった





これ以降

他の方に説明するとき

飴とかもダメですよと

ひとこと添えるように

したのは言うまでもありません





あなたやご家族の誰かが

ワーファリンを飲むことに

なったら

医師や薬剤師から

必ず注意することとして

食生活や日常生活について

説明があります





また

青汁、納豆などビタミンKが

含まれる食品例の小冊子を

渡されるはずです





もし

それを受け取ってない場合は

薬局でそのことを伝えて

もらってください





ここまでこのシリーズで

食べ物と薬の飲み合わせについて

お伝えしてきました





まだ他にも

影響のある組み合わせも

多々あります





ご自分やご家族が

飲んでいる薬が

影響を受けるものが

何かあるかどうか

かかりつけの薬剤師に

お尋ねになってくださいね





あなたが確認することで

ご自分にも

ご家族にも

安心と安全が保たれ

ステキな笑顔が広がります






いつもお読み頂き

ありがとうございます

このブログは

私の知識や経験からの

見解であることを

ご了承ください





なお

ご質問等がありましたら

コメント欄に記入して頂

けると嬉しいです

ブログにてお答えさせて

いただきます

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